FROM HADANA
南城美術館 | 南城市
名和晃平氏の新作彫刻《Trans-Deer (Flame)》の植栽
SCAI THE BATHHOUSE 様[最先鋭の日本のアーティストを世界に向けて発信すると同時に、海外の優れた作家を積極的に紹介する現代美術ギャラリー]のご依頼により、南城美術館に恒久設置された名和晃平氏の新作彫刻《Trans-Deer (Flame)》の周囲の植栽を施工させていただきました。
作品の有機的な造形と、沖縄の自然がもつ濃密な緑との対話を意識し、周囲の
境と調和しながらも、作品の存在感を引き立てる植栽計画を行いました。
Kohei Nawa
Trans-Deer (Flame)
2025
paint on aluminum
3530×1890×900 mm
photo: Nobutada Omote
※下記引用:名和晃平氏公式サイトより
TRANS-DEER (FLAME)
August 19, 2025
2025年8月、沖縄県南城市の南城美術館の屋外に、名和の彫刻作品《Trans-Deer (Flame)》が常設された。作品のモチーフである鹿は古来から神使として親しまれており、森や自然の象徴とされてきた。とりわけ本作の鹿は、沖縄という場からふつふつと沸き立つかのように、全身を熱対流を思わせる造形で覆われ、角は燃え上がる炎の先端のごとくゆらめいている。シルバーピンクの清明な色彩を纏ったその姿は、濃密な周囲の緑との対比を際立たせながら、沖縄が持つ地理的・文化的に凝縮された強烈なエネルギーの脈動に呼応している。
開館時間:10:00 - 17:00
休館日:火曜、12月29日 - 1月4日
場所:南城美術館
〒901‑1502 沖縄県南城市知念安座真865