NOTES | LIFE
2017年12月01日
「ウィルソンが見た沖縄」
リュウキュウの植物研究史100年とともに

 

100年前の沖縄の風景はいかに美しいものだったのか、想像を超えるものがありました。

 

「ウィルソンが見た沖縄」

リュウキュウの植物研究史100年とともに-

 
少し前ですが、屋久島の「ウィルソン株」で知られる英国人プラント・ハンター、 E.H. ウィルソンが1917(大正6)年に沖縄を訪れた際に撮影した59枚の写真と学芸員講座「琉球植物研究の偉人たち」を受講しに、沖縄県立博物館へ行ってきました。

ハーバード大学に眠っていた、これらの写真が古居智子氏によって発見され、公に展示されるのは今回がはじめてだそうです。
戦争でほとんど焼失した沖縄の風景、沖縄の自然、文化、そして現在写真との比較による景観の変化を見ることができ、100年前の沖縄に、植物に思いを馳せることができました。戦前、松並木の街道が普天満宮から首里へ向けて延びていたと度々耳にして、沖縄で古い松を見るたびにそんな風景が今も残っていればと思っていましたが、100年前の沖縄の風景はいかに美しいものだったのか、想像を超えるものがありました。と同時に何十年も、何百年もかけてつくられた風景が、壊されるのはあっという間で、樹々が簡単に伐採され、どこに行ってもスタンプのように同じ風景が続く今、ウィルソンの写真は今の私たちに、自分たちの街の自然をどのように守り、作っていくかを問いかけられているように感じました。




今帰仁村の仲原馬場(ナカバルババ)と松並木


今帰仁村のアカギの大木

HADANAへようこそ。

 


 
 

LIFE